社員が自分で学ぶために

自力学習の意義とは

「まなびてときにこれをならう、またよろこばしからずや」「まなびておもわざればすなわちあやうし、おもうてまなばざればすなわちくらし」この二句は『論語』の有名な一節である。学んで時復習として実践する、これは喜ばしいこれは有名な発句である。

学んで自分で思考しなければ、危うい間違いをする。思考しても学ばなければ、いつまでたってももやもやと魚とりの網のようにはっきりしない。自己学習の意義はこの二つの言葉に集約されていると言えよう。学ぶことが楽しければ、学習は多くの喜びをもたらすであろうし、逆にやらされている、仕方がないとおもって、どんな本を読んでも、どんな研修を受けても、自分で思考することがなければ、ただ無為に時間を過ごすことになる。

企業での教育に合わせて、社員自身が自ら学習していくことは、企業側にも本人にとっても大変有意義なことである。専門的なジャンルは勿論、興味のあることにはなんでも挑戦する積極性がいざというときに道を切り開いてくれることが多々ある。

専門的でなく、身につけたい技術は多々あるが、筆頭は聞く技術である。目で行う場合は、読む技術だ。受容の要素である。話す、書くという技術は表現の要素である。受容する要素がしっかりしていると、話す、書くも容易である。

この訓練をするのが本来の学業なのだが、今の学校では、読書感想文をまともに書けない子供が増えている。算数の文章問題も苦手なことが多いようだ。社会に出ると、人の話を聞く機会が無くなるので、自分で聞いたり読んだりすることがさらに必要になってくる。

多忙で時間がないときには、インターネットを利用して効率化をはかったり、通勤の合間、病院の待ち時間など隙間時間を利用するとよい。テレビを一日十分、週に一時間減らすだけで月に二冊の本が読める。