社員が自分で学ぶために

本当に勉強は嫌いですか?

生まれ持った頭脳の働き加減は人それぞれに違うが、一切の努力ができない人はいない。

子供のころから勉強が嫌いだという人の中には、能力がないのではなく、努力の仕方を正しく教わっていないという悲劇の持ち主も多くいる。こういった人は、大人になって会社の研修などで学ぶ楽しさに触れたことで、一気に知識を吸収していくこともある。

会社の研修なども嫌がらずに、本当に理解できないのか今一度、おのれに問う必要があるだろう。学習が進まないという人に共通の要素がある。まず、学び方に一貫性がないこと。次いで際、学ぶのに目的がないこと、さらには自分の考えにとらわれて、他の人のやり方を見ていないこと。

人の短期記憶は7チャンクと言って、筆記具を使わずとも7つの塊までは覚えられるとされている。この短期記憶を忘れずにいられれば、次は中期の記憶、さらには長期記憶になり、本当に学習したことになるのだが、このチャンクの連続が悪いと、あまり多くのものを覚えられない。本来ならば1チャンクで済むものを細切れにしてしまっては、幾ら脳の容量があっても納まりきらない。カテゴリ化して学ぶことの意味はそこにある。

何となくで始めたことは長続きしない。学習の初期は、知識がないので進度が遅く、気持ちがなえやすい。資格取得、人への披露、実生活への転用など、目的を決めて学ぶのがよいだろう。

どうしてもうまくいかないときには、人の話を聞くことだ。人の成功体験は必ずしも自身の成功につながるとは限らないが、意欲の向上につながるうえ、自身の手法の誤謬に気が付くヒントとなる。一つの事柄に同じ人間が同じところから挑んだのでは、同じ失敗を繰り返すことになる。こだわりの強い人ほど途中で学習が進まなくなるので、気をつけたい。

挫折しそうだなと感じたら、だらだら続けずに、思い切って他のことをしてみるのも手である。一度きりをつけて、もう一度最初から挑むと上手くいくこともあるので、時間をおいて、挑戦してみよう。