社員教育の必要性

社員教育の必要性を正しく理解することでより意義のある社員教育を行い、企業全体としての成長を図ることができます。社員教育によってもたらされるメリットと注意点や考え方について認識を深めましょう。

 

「社員教育の要」

社員教育がもたらすメリットにはさまざまなものがありますが、主に考えられるのは次のようなものです。

・社員一人ひとりの能力を高め、企業の生産性を向上し業績アップへとつなげる

社員教育を正しく行うことで、雑事ごとの迷いや戸惑いをなくし、社員一人ひとりの能力が向上します。

利益を生み出すシステムも重要ですが、そのシステムを支える社員の能力は、業績に大きく影響するものです。社員の日々の業務内容を把握し、評価できれば、足りない部分を補うこともできます。それにより、体制も整えることができます。

優秀な少数の社員がいる企業でなく、社員全体の能力が高い企業であることが望ましいのです。

・企業理念や方針を浸透させ、社員の企業理解を高める

企業の存在意義や目的、将来的なビジョンなどを社員全体に浸透させることで、仕事の方向性を考え行動する手助けになります。

社員のモチベーションアップにもつながります。

また企業の戦略を、会社全体で共有し社員の結束力を高める効果も期待できます。

・規律、マナーを守れる社員が増え、企業の信頼へとつながる

会社の規律や社会生活に必要なビジネスマナーを守れる社員が増えれば、企業全体の社会的な好印象が期待できます。

社内の挨拶や欠勤・遅刻などの問題が減少する等、職場環境の改善にもつながります。

取引先など社外への対応も、良くなります。信頼される企業であることが、結果的には企業の利益となるのです。

 

「内部で行う社員教育」

社員教育を社内で行う場合の、メリット・デメリットついても考える必要があります。

内部で行う場合の大きなメリットは、社員それぞれの立場や役割を理解したうえで、必要なマナーやスキルに合った教育をすることが出来るという点です。

もちろん、社会人としての一般的な教養・マナーは、社員全員に必要なもの。研修で教育することが出来ますが、部署によって必要な能力はそれぞれ異なります。

それを踏まえると、社員一人ひとりに合った教育が出来るのが、内部教育のメリットだといえるでしょう。

また、内部で社員教育を行うということは、先輩社員が後輩社員を指導する形になることが多いと思います。指導する側も、さまざまな事柄について再確認し、成長出来る場合も多いもの。

指導するには、自らが充分に内容を把握しておかなくてはなりませんからね。

業務内容を把握し実行している人であっても、指導となると別のスキルが必要なものです。どのように指導すれば相手を教育できるかと考えることで、自分の理解も深まります。

新人・後輩を指導しているうちに、指導をしている社員も成長できるのです。

ただし、指導する側の負担については、十分考慮しなくてはなりません。人を教育するのは大変です。自らの通常業務を行いつつなら、なおさらです。

指導者側になった社員の心身のサポートや、仕事量の調節が必要になるのは、デメリットの一種といえるかもしれません。

 

「外部で行う社員教員」

一方、プロのマナー講師を招いたり、社員を研修に出向かせたりして行うのが、外部教育です。

忙しい業務のなか、指導にあたれる社員を作らなくても良い点、数人を一度に教育できる点は、メリットですね。

プロの講師に指導を受けることで、知らず知らずのうちに流してしまっていた、という部分に気づけたり、問題点の発見につながる点も、メリットとして期待できます。

また、社内にはないスキルを教育できるというメリットもあります。

企業の成長のために、社員の能力を向上しようにも社内にノウハウがないこともあります。外部の教育であれば、エキスパートを招くこともできますから、新たなスキルを得ることができることもありますね。

デメリットとしては、コストがかかる、定期的な開催が可能かどうかわからない、などがあります。業種や教育の内容によっては、外部に委託できない、ということも。

守秘義務など、致し方ないこともありますが、外部教育・研修によって得られることも多くあります。社員のモチベーションを高め、質を高めるためにも、検討する価値はあると思います。