マナーとホスピタリティを維持するために

通勤服もマナーのうち?

社員というのは業務をしている間だけが、社員の肩書を負っているのではない。たとえパート、アルバイトであっても、朝家を出た時から、社会人としての責任を負うと考えてよいだろう。たとえ会社に制服があるとしても、通勤の服もまた仕事の服である。自分の職種、TPOに合わせて選びたい。ファッションに対する研修も近年増えてきている。

最近はカジュアルデーなどに限ってジーンズ着用を許可する企業が多い。2011年は、クールビズの影響もあってポロシャツの売り上げも伸びたようだ。しかし、日本人は基本、カジュアルが苦手なようで、カジュアルデーに大きなストレスを感じる人が多い。

簡単なジャケット、品のいいシャツ、スラックス程度が、誰が見ても納得のいくカジュアルだという声が多い。アメリカ系のカジュアルが苦手な時は、フランス、イタリアのような、シックさを目指した方が良い。会社に来ていくには賛否両論があるが、タートルネックのカットソーはドルチェ・ヴィータと呼ばれるほど人気が高い。

女性の場合、注意したいのは、露出を多くせぬこと。夏でも袖のあるものを纏った方が良いだろう。紺や黒、ベージュ、グレイといったベーシックなカラーのワンピースは、上に綺麗な色のカーディガンを羽織れば、昼間のオフィスに通用する。改まった時にはニットを脱いで、華やかな小物を加えればよい。靴は踵のあるものを。ミュールは音がするので、職場には向かない。

もう一つ注意したいのは、夏場の香水と傘の扱い。日本の夏は、湿気が多く、香りが拡散せずにこもる。また、日本人は嗅覚が敏感な人が多い。満員電車で、他人の香水に酔ってしまうこともある。

身だしなみ、煙草の匂いよけとして香水をつけたい時には、上半身は避け、膝の内側、くるぶしに少量つける。傘は、腕にかけるなどして、先端を人に向けない。時折歩くときに中ほどを持って、両腕を振ってしまう人がいるが、品がないばかりか、危ない癖なので、直したい。